伝えたい思い

偉業を成し得るには、揺るがぬ信念が必要です。それが、僕が無償で動画を創り続けれている理由です。

鼻ピアノの構想

「コンセプト」は「鼻唄」

「鼻唄」それは、自由気ままに気分が奏でる至福の音楽

そんな「鼻唄」のために、人はボイストレーニングに通ったり、肺活量を増やすべく走りこみしたりするだろうか?

 「ピアノ・ギター」も、そんなスタンスで「鼻唄的に弾く位で充分」なら、色々と前もってあれこれ準備やデイリートレーニングなどせず、気ままに「鼻唄的」に演奏を愉しんじゃえば良いのではないだろうか?

「技術」とは、そもそも 本当に必要だと感じた時に、その必要な物を出来る範囲を補う位で かまわないのだから。


という思いから、プロオケの世界で日々技術を探求し続けてきた僕は、あえて「技術を極めていく事」を目的とせず「出来るだけ少ない技術でより多くの音楽を愉しむ事」を目的として「鼻唄」をコンセプトといたしました。

きっかけは「旅人達」との会話

僕がエジプトのカイロの「サファリホテル」というゲストハウスに長年住んでいた時に、よく旅人の方々との会話で「僕の仕事はプロオーケストラのトランペット奏者です」と言うと、多くの方々が「いいですね、音楽やってみたいけど、音楽の才能ないですから」とか「音痴だし、楽器は難しくて無理です」などと音楽と楽器の壁を早々に高く設定しておられた方が多いうえに、ギターに関しては「やってみたけど難しくて挫折しました」とおっしゃる方も多く、「いやいや、鼻唄程度でいいなら、学ぶ順番と方法を選べばギターもピアノも意外と簡単だよ」と、空いた時間に旅人の方々にギターとピアノを無償で教え始めたのが「鼻ピアノ・鼻ギター」の始まりです。

「点」と「点」がつながる

そんな「難しく考えず鼻唄程度に気楽に音楽を愉しえばいいのに」という思いと、以前から「音楽と技術の関係性」は「幸せとお金の関係性」に似ているなって思っていた気持ちとがつながり動き始めました。

「音楽」をする為には「技術」が必要だけど「技術」自体は「音楽を表現する為に必要なもの」であって「音楽そのもの」ではありませんし

「幸せ」に生きるには「お金」はある程度必要かもしれないけれど「お金」自体は「幸せ」になる為に必要な場合があるものであって「お金」自体は「幸せそのもの」ではありません。

「なら、いったいどれだけ少ない技術(お金)で音楽(人生)を楽しめるのだろうか?」

という仕事(プロオケ)と間逆の探究心が出てきたのでした。

そして、旅人の皆さんをお相手に試行錯誤しながら、可能な限り練習いらずで簡単に音楽出来るように、「無駄に高度な技術」や「音楽的常識」をどんどん省いてゆき、どなたにでも簡単に音楽が楽しめるような、限りなく少ない技術で簡単な学習方法が、僕の中で徐々に確立してゆきました。

鼻ピアノの誕生

「技術を求めない」新しい音楽の形

例えばピアノでは、親指1本だけで弾ける「親こうこう(もぐらたたき)」と、指3本だけで弾ける「鼻ピアノ」のレッスン(音楽するなら1分の勉強で充分)を考案

ギターでは、基本的に1番簡単な3コードだけで丸々1曲演奏できるように様々な曲をアレンジして、「中下上」などの新しいコード名で行う「鼻ギター」のレッスン(音楽するなら15分、遅くとも30分で充分)を考案し、

更に仮に3コード以外を使う時も、コードの構成音(必要な音)を良く考えて、可能な限りF的な「人差し指で全押さえ」的なコードの弾き方は極力避けるなど、ひたすら技術不重視の姿勢を貫いています。

選んでいる曲に関しましては、20年以上日本に住んでいないので、この20年間の日本の流行曲には弱いので、僕が好きな懐メロ曲などを中心に、少しづつyoutubeにレッスン動画をアップロードし続けております。

ギターに関しましては、僕自身に全くの初心者の方に「30分でレットイットビーを弾いてもらう」というミッションを課し、ゲストハウスで無料でレッスンを恐らく100名以上の方々にして、90%以上の確立でそれを達成し、残りの10%の方々も、全員にドリカムの「未来予想図Ⅱ」を30分以内に弾いてもらうという「目に見える成果」を重ねて、僕の教え方に「確信」を持ち、その成果を動画を作って皆さんとシェアしたいと思って動画作成を始めました。


「初心」に帰る思い


自分が音楽家であるけれど、ピアノもギターもさほど上手に演奏できないからこそ、技術に頼らないで少ない技術を使ってのギターとピアノでの音楽の愉しみ方が思いついたのだと思います。

クリエーター紹介:

Horienko (堀江努)

Bulgaria State Opera Stara Zagora 

元ホルン奏者


10歳からトランペットを始めて、ドイツのヴュルツブルグ音大・大学院・古楽器科学部を経て、アウグスブルグ音大を首席卒業。ミュンヘン交響楽団、アウグスブルグ歌劇場、ウルム歌劇場、ゲルトナープラッツ歌劇場などで演奏、2009年からエジプト国立カイロ歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者に就任(2009-2017)エジプトカイロ日本大使館などでも演奏。2017年から、ブルガリア国立スタラザゴラ歌劇場管弦楽団の1番トランペット奏者に就任(ー2019)※パイパーズ「440号」にインタビュー記事有り

そして、43歳からホルンを始めて、わずか1年2ヶ月後の44歳で同楽団のホルン奏者に就任(2019年)しかし、就労ビザの取得が困難を極め、やむなく退団。現在、この動画を作りながらベルリンフィルの首席ホルン奏者を目標に、日夜ホルンと格闘中